2007-02-12

「逆夢」の夢

一昨日の夜。

私は彼氏に対して

「あなたとするセックスが気持ちよくない」

「○○のほうがよかった」

と、言ってはならないことを言ってしまった。

昨日の夜。

私は、セックスすることもなく、彼氏の隣で寝た。

まもなくすると、私の夢の中に「彼氏」が登場した。

夢の中。

「私」と「彼氏」は二人っきりで会話をしていたが、

「私」は少しよそよそしい態度をとる「彼氏」に気づき、何か隠してはいないかと「彼氏」に問い詰めた。

すると、「彼氏」は、私とつきあいながら、最近、「年上女性」と付き合い始めたというではないか。

「私」は少し驚くものの、その動揺を見せまいと、すかさず、

「私とその人とどっちのセックスがいいの?」

と自信と不安半々で聞いた。

すると「彼氏」は、

「その人」

と低い声で簡潔に言った。

この言葉を聴いた「私」は、この世の終わりが来たような絶望を感じながらも、

彼氏」は嘘をついているかもしれないという可能性に期待したり、

これは一時の間違いで、いつか必ず私の方に戻ってくるのだ、ということを祈るように思った。

ところが、あまりに動揺したからか、むしろ平生を装ったからなのか、

「私」は乙女むき出しで「分かれないよね?」とすがる代わりに、

客観性を装って「それじゃ、分かれるしかないよね」と言っていた。

すると「彼氏」は、

「分かれよう」

とまたも簡潔に言った。

「私」はついに発狂した。

彼氏」の腕をつかみ、取り乱して、彼に泣き言を言っていた。

何度も何度も…。

このように夢の中で発狂している「私」を、私はなすすべも無く見ていた。

しかし、私は「私」の辛さに耐えられず、もうこの悪夢を終わらせようと、意思の力でがばりと覚醒した。

まぁ起きることができたのだから、夢である。当然である。しかし夢とはいえ、酷く現実味のある話であった。

私と彼のセックスの話題が登場したのが昨日の今日であるからか?それとも隣で寝ている彼氏思考が私の頭に流れ込んだからか?ありえないが。

どちらにしろ、私はこの悪夢による恐怖を安心へ変えたくて、隣で寝ている彼氏を起こそうとした。

すると、彼氏は、手のひらで相手を押しやるような形で、私との間に壁を作った。

ショックだった。私は、このような無意識的な動作に傷つくも、これは偶然であると思い直し、

今度は、彼氏の顎をつかんで私の方に顔を向けさせようとした。

すると、私に顔を向けた。

しかし、ものの1秒ほどで、180度回転して顔を向きなおした。

これもショックだった。

三度目の正直を狙ってまた同じことを行った。

しかし、結果は同じだった。

私は不安のまま朝を迎え、目覚め一番に、彼氏にこの夢の話をした。

彼氏は、そのような事実は無いことを述べた。

信じることにした。

しかし、これから、逆夢にならなければいいが…。

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