自由になりたい。そう思った僕は如何なる手段を以ても自由を得ようと心に決めた。部屋を出ると親が将来のことを言ってきたので殺した。僕の将来の自由を邪魔したからだ。次に妹を殺した。理由は同じで以前夢がないと言われたからだ。しばらくすると異臭がするということで大家が来たので殺した。僕の自由な生活を邪魔したからだ。大家が帰ってこないとのことで大家の妻が警察を呼んだので警察官とその妻を殺した。理由は同じだ。警察官が戻ってこないとのことで今度は大勢の警察官がやってきた。当然みんな殺した。そうやって僕の自由の邪魔になる人間を全員殺したていったら僕一人になった。やった。これで自由だ。自由になった僕は考えた。考えることしか一人でできることはなかったから。僕は自由になりたいと人を殺してきたけれど、本当に自由になれたのかな。僕は何を得たのかな。果たしてこれが自由なのかな。そもそも自由って何なのかな。そんなことをずっと考えてた。そして気がついた。自由って考えに縛られている今この状態こそ不自由じゃないかと。そして僕は僕を殺した。
目を開けると一面真っ白だった。やった。本当の自由を手に入れたんだ。そのように思ったが、それは僕の部屋の天井だった。どうやら夢だったらしい。眠たい頭を振ってさっきの夢のことを思い出す。そして先ほどの喜びを思い出す。また皆を殺そうかとも思ったが、現実では無理そうだし、それにわざわざ皆を殺す必要もないと気づいた。そして僕は僕を殺した。
結構リアルに死にたくなった。久々にね。
こうすりゃ自由になれるんじゃはぁい。死ねば助かるのにはぁい。 http://anond.hatelabo.jp/20070208060445