2007-02-06

われわれ浦和で占われ(早口で)

雑誌の巻末占いが大好きである。特に週刊の女性誌や情報誌のものはこまめにチェックする。もちろん、当たりは期待していない。先週はあっちの雑誌が当たったかと思うと今週はこっちの雑誌が当たったかという具合に、ランダムに当たったような気にさせられるだけだ。なぜなら、結果をはっきりと検証できないためである。実際占いが当たっているかどうかを確かめるには、毎日項目別に(総合仕事恋愛というように)日記をつけ、占いと照らし合わせる作業が必要だろう。もちろんそんな暇なことをしている人が多いとは思えない。まあ、そういうお茶の濁しっぷりをじっくりと味わうのが巻末占い道なのである。あれね、うまいこと書いてるよ。まるで企業の謝罪文書のように、責任の所在が不明で。

ものすごく必要とされているわけではないのだろうけど、女性誌の巻末にはほとんど存在するあれは、占いという機能そのものより、「もう終わっちまったぜ(今回も内容うすいなー)」というため息をある程度軽減するためにあるのだろう。なんだかんだで「ほえー、今月ラブ運最強か」などと思いをそらされてしまう。雑誌のページを閉じる手前の名残惜しい気持ちをうまくコントロールする装置としてはたらいているのだと思う。

それにしても今の世の中、何でも占いになるよなあ。手の皺から、携帯電話の番号まで。やおいもそうだけど、万物にそういう関係性だとか意味を見いだしてしまうのって、日本人に特有の性質なのかしらん?

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