見ろよ、馬鹿のくせに頑張っちゃってるぜ。なんてみにくいの、なんてみぐるしいの。
見ろよ、馬鹿があいつは馬鹿だと罵倒しちゃってるぜ。なんてまぬけなの、なんてせせこましいの。
見ろよ、どこにもなじめない馬鹿が上から下を見ちゃってるよ。なんてちきんなの、なんてうっとうしいの。
見ろよ、結局行き場をなくして馬鹿に逆戻りしちゃってるよ。なんてひさんなの、なんてかたはらいたいの。
見ろよ、神様が指差して笑ってくれちゃってるよ。なんてむじょうなの。なんてわけわかんないの。
見ろよ、全部脳内で起きているってことに気づいちゃってるよ。なんてあほうなの。なんていまさらなの。
見ろよ、直視も逃避もできずに己に嘘ついて過ごしちゃってるよ。なんてひにくなの。なんてきらくなの。
見ろよ、もうどうでもよくなっている自分を。なんてぶきようなの。なんてださいの。でも、なんていうの。
ちょっとらくかも。