俺は生き方が前のめりすぎるんじゃねえかな。
前のめりで、空回り。自律的だから、自分のエネルギーの限界で動けなくなる。
だけどさ。
本当は、ただ一人で生きるだけだ、と思った人生の中にも、あるいは中にこそ、
生きる意味と幸せの目標が立ち現れるもんだったりするんじゃねえかな。
もし何も意味が見つけられなかったとしたら、ただ生きただけだ。
そもそも意味が無かったのだから、失敗ですらない、ってことだ。
しかしだよ。
普通後から振り返ってそう言えるもんなんじゃねえか?
だとしたら、俺はすでに手遅れなんじゃねえだろか。
後からしか有り得ない筈の発見を前もって探してる俺は。
前のめりは死ぬまで前のめり続けるほか無く、そうでない可能性は
前のめりがそもそも始まっていないこと、前のめりの未出現。前のめり前。
前のめり前が手遅れの、俺。
青い鳥は、探し回っているうちは見付からないもので、忘れかけた時ふと近くを見ると見付かるものだよ。
一行目が 俺は生き方が前のめりすぎるんじゃねえかな。 で、最後の行が 前のめり前が手遅れの、俺。 これ。 で、「前のめり過ぎる」のが心配なのか、「前のめりしていないかもし...