2007-01-28

脳の風邪があるというけれど…

http://anond.hatelabo.jp/20070128091948

 

 

 脳が風邪をひく、という喩えがしっくり来る病態があるのは広く知られるところ。例えば恋人が急死した人が食事も摂れず眠ることも出来ないような、心因反応と呼ばれる状態などは一過性の病態であり、厳密には疾患と呼ぶことすら出来ない。うつ病にしても、適切な処置をとれば次第次第に治っていく事が殆どなので風邪に喩えることが出来そうだ。重症例の場合も、肺炎と同じぐらいの治癒率は期待できるからそれほど怖いものではない。

 

 脳の風邪→心因反応、軽症うつ病 など

 脳の肺炎うつ病 など

 

 ここまでは上手い喩えだと思う。

 問題は、脳の風邪とか心の風邪とか喩えられるものの他に、心の肺結核、心の喘息、脳の塵肺などに喩えられる病態や疾患が混じっていることだ。風邪のごとく、しっかり休んでいればほぼ確実に治る疾患もあれば、肺結核や塵肺に喩えたくなる疾患も混じっている。世間で「脳の風邪」「心の風邪」と呼ばれているもののなかには、(ちょうど世間で風邪と間違えられてとんでもない疾患が混じっているのと同様に)容易ならざるものが混じっていることが、たまにあるようにみえる。

 

記事への反応 -
  • http://anond.hatelabo.jp/20070127192125#tb ありがとう. うつが脳みその風邪だとしたら,これはかなり悪い風邪ですね. あせらずにやりますか. ふぅぅ.

    • http://anond.hatelabo.jp/20070128091948      脳が風邪をひく、という喩えがしっくり来る病態があるのは広く知られるところ。例えば恋人が急死した人が食事も摂れず眠ることも出来ないような...

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