2010-06-19

Fi=Hi 1/2

「鏡よ鏡よ鏡さん、世界でいちばん美しいのは誰?」「ウルグアイ在住のアナ・オリベラさんですね。」「誰それ!私は?」「えーと、お姫様は上から数えて243,535番目っすね。」と鏡男は答えた。「あなたなんて大嫌いよ。」とお姫様はいいました。

「あ、まじっすか。俺のこと嫌いっすか。けっこう凹むんですけど。」と鏡男は悲しそうな顔で言った。「じゃあ鏡さん、世界でいちばん私を愛してるのは誰?」「えっと、庭師のチャールズですね。」「まじで!?っていうかチャールズって誰よ。あなたは何番目に私を愛してるの?」

「あー、32番目くらいっすね。」と鏡男は真実を言った。「あなたなんて大嫌いよ。」とお姫様はいいました。「あ、まじっすか。俺のこと嫌いっすか。あ、今ので44番目くらいに順位落ちました。」

「じゃあ!鏡!世界でいちばん鏡男が花が似合うと思っている女は誰?」「えっと、DJ真実ちゃんっすね。」「誰よそれ!!じゃあ私は?」「お姫様っすね。えー、59番目ですね。」「ちょっと、その順位の表を58番目まで書いて渡しなさいよ。」

「あ、はい。どうぞ。」「ちょっと召使い。こいつらに例のリンゴやってきて。」お姫様は溜息をついて鏡男に瞳に写った自分の顔に触れたいと思って手を伸ばしました。「ねぇ、鏡、あなたは嘘をつけないの?」「鏡男は生まれつき嘘がつけないんです。」

「ねぇ鏡、真実と私どっちが大切?」「真実はあなたが渡した毒リンゴで死んだんで今はお姫様、あなたのことが大切です。」「あら、良かった。」「鏡さん、私のこと愛してる?」「愛してないですね。」「あなたなんて大嫌いよ。どこか行けばいいのよ。」

「あ、まじっすか。ダルくなってきたんで、じゃあ僕帰りますね。」「もう来なくていいわ!!」「え!それはちょっと嫌です。」「本当にもう来ないで!」「それは嫌ですね〜。」「でも、帰りたいんでしょ?」「あ、帰りたいっす。」

「本当に帰って。」「あ、じゃあお疲れ様っす。」お姫様は部屋でひとり、喋らない鏡に向かって「鏡よ鏡よ鏡さん。」と呟いた。

翌朝お姫様は鏡男が部屋に来る頃合いを見計らって庭師のチャールズを誘惑して女性騎上位になりました。「あぁ!いい!!いいわチャールズ!!」やってきた鏡男はお姫様凝視している。「ねぇ鏡男どんな気持ち!?」「なんか胸が苦しくて悲しい気持ちです。」

あぁ!もっとよ!チャールズ!!」お姫様は四つん這いになって喘ぎまくりました。「ねぇ鏡男どんな気持ち!?さぁ、言いなさい!!」「なんか泣きたくなるような気持ちです。」お姫様は凄く興奮しました。「もっと激しく突きなさい!!鏡男!!どんな気持ち!!!???」

「なんか、……すっごく興奮してきました!!俺も混ざりたいっす!!!!」お姫様は途端に喘ぐのをやめてベッドを抜け出すと洋服を着ました。「召使い!私に不貞を働いたこの庭師を拷問部屋に連れていきなさい。必ず殺すのよ。」可哀想なチャールズ。「ねぇ鏡、帰って。」

「え!?」「帰って。」「まだ来たばっかりっすけど。」「ねぇ、鏡?」「はい。」「なんでもないわ。」「はい。」「帰って。」「あ、じゃあ失礼しまっす。」

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