2009-10-17

小学生資質

例えば

1+2+3+4+5+6+7+8+9=? という簡単な計算問題があったとして

ちょっと機転の効く小学生は両端の1と9で10、その一つ内側の2と8で10、そのもう一つ内側の、、、とやって10の組を4つ作り、それと残った5をあわせて45、と答えると思う。

どうしてそうするのかと言えば左端から順番に足していく作業よりも頭の中で簡単にできるからだろう。

一方、左から順に足していく小学生は、単に両端を足す方法を思いつかなかったか、そもそも左から足すという固定観念にとらわれてたか、ということが考えられるが、中には左から足していく作業が全く苦にならない、という足し算能力の持ち主もいるだろう。

この場合、どちらが頭がいいのか、という議論に決着はつかないだろう。短期的に見れば左から足せる小学生の方が頭がいいし、人類全体に恩恵を与える発明という方向に向かっていく姿勢としては両端から足す小学生の方が頭がいいとされるだろう。みんな自分が所属しているグループの方を優位に思いたいに決まってる。

まあここは単純に資質の問題として「一概にどちらがいいとは言えない」という結論を導いて、終わりにしようとしている間に、「足し算とか良くわかんないけどその問題が出たらとにかく45!」と丸暗記している小学生が全ての利益をかっさらっていくのであった。

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