http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY200905300258.html
【ソウル=箱田哲也】韓国政府当局者は30日、北朝鮮が「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備とみられる動きをしていることが確認された」と述べた。早ければ6月中旬にも発射準備が完了するのではないかとみられているという。
同当局者によると、平壌近くの基地からすでに、長距離ミサイル1基分の機材を載せたと見られる列車が出発している。正確な行き先は不明だが、4月に長距離弾道ミサイル「テポドン2」とされる機体を打ち上げた北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)舞水端里(ムスダンリ)の可能性があるという。
6月16日には米韓首脳会談が予定されており、これらの政治日程に合わせて発射する可能性が指摘されている。
北朝鮮外務省は4月29日、北朝鮮のミサイル発射を受けて国連安全保障理事会が制裁対象の団体を指定したことに反発して「安保理が即時謝罪しなければ、核実験やICBMの発射実験を含む追加的な自衛措置をとる」と表明。5月25日には核実験を強行しており、ICBM発射の動きに警戒が強まっている。
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