若い頃長年茶道を習っていたのですがそこでは御礼の仕方を叩き込まれました。
茶道ですからお礼も当然いわゆる正座に三つ指ですよ。
頭の下げ方、あげるタイミング、口上の中身、そりゃぁもうあれほど身につけてありがたいものはなかったです。
そういう形もさりながら、お礼の回数もよく言われました。
まずその場で、帰ってから電話または礼状で、次に会ったら必ず「先日は」と直接。
「お礼は3回ではじめて用を成すのです」。
茶道華道、きっと舞や能などの伝統芸能もそうだと思うんですが、「形」を学ぶだけではなく、人間の基本中の基本、挨拶や礼の仕方、を徹底的に学ぶにはぴったりだと思います。
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