付記:
現代の問題として、インターネットで自分の環境をいきなり客観としてつきつけられるという点もあると思う。昔は狭いコミュニティで生きていたから、地域内で1番○○がうまい、みたいな自負を抱いて生きていけた。自分より上の技量の人に会うことは、わざわざ求めない限りはまずなかったし、周囲の人も××さんが1番でもっと技量が上の人と出会うことはまずなかった。
例を挙げると、「△△町で縫い物が得意といえばさよちゃんだね!」とか、「太郎くんは△△町で一番サッカーがうまいねえ!」みたいな発言。実際は真実ではなくても、やっぱりこういうことを言われていると、世界がはっきり見える大人になるまでは、自信をもってすごせると思うんだよね。
のだけど、今は簡単に自分より上の存在がいることが分かってしまう。そこらへんが、誰もが自信がもてなくなってしまう現代の病巣じゃないかなあとも思っている。
つまり、他と比較されずに針が振り切れてしまっている「変な奴」、言ってみればヲタの一人勝ちってことだな
「インターネットは高速道路」ネタですね。この種の話に興味があったら、梅田望夫の「ウェブ進化論」をぜひ!ちくま新書から、絶賛発売中!!