『図書館がホームレス排除に苦心しているとかいう件についての私からの提案』(→http://d.hatena.ne.jp/Romance/20080830#p1)
を読んだ。この手の記事を読むとどうしても思い出す苦い思い出がある。
私がレンタルビデオ屋でバイトをしていた、20歳そこそこの頃。
真っ昼間に、「ホームレスの人・・・かな?(違うかもしれない)」という姿をした60代くらいのおじさんが、ベロベロの酩酊状態でやって来て入り口前に座り込んだ。
酒の交じり合った強烈な匂いと、時々よく聞き取れない何かを発する大きな声、何より店の入り口に座り込まれている。
運悪くその時間に店長も社員もおらず、困り果ててお隣の交番まで走った。
「本来ならこういう事はしないんだけど」とお巡りさんは言いつつ、おじさんを連れて行ってくれた。
つまり”排除”してくれた。
「あれで良かったのかな、他のやり方なかったかな・・・」と呟いた同僚の言葉が今でも忘れられない。
「仕方ないじゃん、他にどうすればいいの?」と当時の私は返したけれど、苦い気持ちでいっぱいだった。
≪お店の留守を預かる店員≫として、入り口に座り込まれるのは困る。
でもその人が、酒臭い、ホームレスっぽいおじさんでなかったら、私は同じ応対をしていただろうか?
親子連れが多く来店する時間帯だった。でも、それが”排除”の理由になるだろうか?親子連れにとって”不快”に映る存在だったから?イメージが悪いから?
店員としての私はどうするべきだったんだろう?
一方≪個人としての私≫として、本当にあの時交番に走ったのは「お店のため」という理由だけだったからだろうか?
否、違う。
日常でない存在を、どうしたらいいのか困る存在を、”排除したかった”だけなのではなかったか。
もうそうなればあのおじさんを”存在”ではなくて、”モノ”として見てたのではないか。
「お店のため、お客様のため」という名目で自分にとって困るモノを排除したのだ。
個人としての私はどうするべきなのだろう?
私はどうするべきだったのだろう?
ホームレスだろうとそうでなかろうと、商店なら泥酔して座り込む輩を排除するのは当たり前の対応。立派な営業妨害だし。 図書館は公共施設だからそういう事が出来ないんだろうね。 ...
その対応は間違っていない。営業妨害への対応だから。 そもそもホームレスに優しくしないといけない、みたいな前提に同意できない。 金の話ではあるが、最近ホームレスが死んだ。3...
なぜか記事内では書かれていないが、山谷の近くにある台東区の石浜図書館は 閲覧禁止になってる。 もち浮浪者対策。 1人でそれならともかく、日常的に、大量に押し寄せるのはもうど...