2007-11-19

もう、会えないのなら。

大きなエネルギーが砲塔に収束している。

照準は地球

あと30分でメガ増田くらっしゃーが発射され、地球は崩壊する。

私を見捨てた人を許さない。

寂しかった私を癒すものは何もない。

たった一人の彼でさえも、地球のために私を裏切った。

今だからこそ、何の躊躇もなくこのスイッチを押すことができる。

人は私と私の大切なものを引きはなした。

この宇宙に私の大切なものは無い。

人は私の大切なものを届けようともしなかった。

もう二度と、大切なものはこの手に入らない。

ならば、いっそ、地球を壊してしまえ。

邪魔をするものも全て、壊してしまえ。

スイッチ押した瞬間、まばゆい光とともに地球燃え尽きた。

私は胸からぐっとこみ上げて来るものをこらえた。

悲しんでいる?なぜ?

もう、二度と会えないとあきらめたはず。

何日も、何日も涙を流して、決意したはず。

それなのに、どうして?

目の前でばらけていく地球のかけらを見ながら私はつぶやいた。

「さようなら、私の大切な、、、大切なバナナ

果物の王は、この世から完全に消え失せた。

喪失感だけが後に残った。

私はブリッジを後にした。

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