2007-11-17

価値観の違い

ソフトウェア屋。連休前。

明らかに技術も経験も足りていない新人君と、経験あるベテランの人の会話。

新「プログラミング勉強したいんですけど、何か良い本ありませんか?」
ベ「んー…こんな本どう?」
新「あ、ありがとうございます」

数分後。

新「しばらく借りちゃって構いませんか?」
べ「いいよ、必要なときは(新人君の机から)持ってっちゃうけど」
新「いや、できれば家に持って帰って休み中に勉強しようかと…」
ベ「う、それ○○君の本だから、ちょっと…。ていうか、家でプログラミングするの?」
新「はい、家のPCにとりあえず開発環境インストールしようかと」
ベ「それ、やらないほうがいいよ。家のPCに開発環境あると、がっくりするよ」
新「えー、そうなんですか?」
ベ「うん、やらないほうがいいよ、絶対にがっくりする」

新人君、やる気あるんなら、ほんの数千円を惜しまずに買え。買ってこころゆくまで堪能すればいいじゃないか。

ていうか、仕事上の借り物を家に持ち帰るってどうなんだよ。

ベテランの人、せっかく若いのがやる気になってるんだから、それを私見で削がんでもいいじゃないすか。

横で聞いていて悶絶しそうになった私は、PC手に入れたらまずプログラミング環境インストールする、趣味がこうじてこの業界に入った人。

この二人は、職業としてこの業界に入ってきた人たち。

この人たちとは近くて遠い世界で生きているんだと思った。

どっちがいいとか悪いとか、そんなのは抜きにして、ナチュラルに解り合えないことはきっとあると思った。

新人君は結局、借りた本を持ち帰ることはしなかった。家のPC環境インストールしたかは不明。

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