2007-10-31

振られました。

書くことで何が変わるわけでもないし

失ったものは取り戻せないのは分かっているけど

とりあえず今自分が感じていることをここに記しておきたい。

涙と鼻水にまみれながらモニタに向かってる。

彼女バイト先で知り合ったのは約2年前。

そのとき自分は大学2年生で彼女は自分より2つ年上のフリーターだった。

仲間内で何度か一緒に遊んだりしているうちに

何となく気に入られているのだということには気づいていた。

自分も彼女には惹かれていた。

いつも明るく笑っていて、周囲を気遣い、仕事ができた。

自分にはないものを持っていた。(仕事は自分もできる方だけど)

卑怯な自分は気づかない振りをしていた。

知り合ってから半年ほど経って、「それでいつ彼女にしてくれるの?」と

彼女に言われたときにも自分は逃げた。

友達としては好きだけどとか何とか言って。

怖かった。

自信が無かった。

異性と付き合った経験がないこともひとつ。

それ以上に、性別を問わず、他人と付き合うことが恐怖だった。

自分を相手に見せたくなかったし、そもそも自分が何者なのかもよくわからない。

その分からないものを好きだと言われても困る。

告白されて断ってからも、それまで通りの付き合いが続いたが

彼女にますます惹かれていく自分を抑え切れず

それから半年後に今度は自分から告白した。

人と関わることが苦手だと。

無口で無愛想で年下で頼りない。

こんな自分でも良ければ付き合ってください、と。

彼女は「キミじゃなきゃダメなの」と笑ってキスをした。

付き合い始めて、次第に自分が変わるのを感じた。

彼女の良いところを少しずつ吸収していっているような。

明るく笑えるようになり、皮肉な口調はなりを潜め、人と話せるようになった。

人と関わることは面倒だ。

でも、良い部分もあるんだと心からそう思えるようになった。

この先の人生を自分は彼女の為に生きようと思った。

互いに何かを与え合い、ともに困難を乗り越えるのだと誓った。

だけどそう上手くはいかなかった。

彼女は自分と同じように、それ以上に不安定な人間だった。

他人との関係に悩み、苦しみ、自分の将来に対する不安に苛まれている人間だった。

自分というものを強く持ち、誰にも侵されず守っていたい人間だった。

それを知った自分は、当然彼女を守りたいと思った。

頼ってほしいと思った。

だけど彼女は頼らなかった。

付き合い始めて半年経ったころのことだった。

苦しくなったと彼女携帯の電源を切り、連絡を経った。

数日後に戻ってきたときには元の彼女に戻っていた。

「寂しい思いをさせてごめんね」と少し寂しそうに、だけど明るい笑顔だった。

これは数ヶ月に1度の頻度で続いた。

どうして何も話してくれないのか。

頼ってくれないのか。

どうしてあげたらいいのだろうか。

自分なりに必死に考え、話そうとしたけれど、彼女は取り合わなかった。

「私の苦しさは私だけのものだから。誰にも頼りたくない」と。

この数ヶ月は少し違った。

彼女は自分を非難するようになった。

「他人に頼れない私なりにサインを出している、私をどうして守ってくれないの」と。

自分には謝ることしか出来なかった。

それがまた彼女を苦しくさせることも分かっていたけれど。

彼女は自分が我侭を言っていることは理解していた。

それが相手を傷つけていることも。

そしてまた自身を嫌いになるのだった。

別れ話が出た。

必死に引き止めた。

貴女なしでは生きられない、と。

きちんと支えるから一緒に生きていこう、と。

だけど、携帯を切って自分の世界に閉じこもってしまう人間を相手に

出来ることはそれほど多くはない。

一方通行メールを送り続けることだろうか。

上手くいくはずもなく、引き止める度に同じことは繰り返された。

今までなんとか繋ぎ止めていられたのだけど今日は無理だった。

もう好きではなくなってしまったと言われた。

「好きだからしんどくて辛くて傷つけても離れられなかったけれど、今はもう一人で大丈夫だと思う。

今までありがとう」と。

最後の電話をしながら、彼女はやはり頑なだった。

何かを求めるならそれを相手に伝えなければならないと諭す自分に、

「私にはできない。だから別れよう」と彼女は答えた。

1年という時間をかけても彼女生き方を、心の壁を崩すことができなかった己の無力さが今はただ悔しくて仕方が無い。

彼女が次に出会う男性が、彼女の心を開いてくれることを願う。

あぁ、時間が解決するなどと人は言うけれど。

これ本当に耐えられるんですか?

今にも死にたくなる。

見苦しい文章で申し訳ない。

最後まで読んでくれた人が居たらありがとう

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