2007-09-25

あるプログラマーから見たはてな村

サラリーマンだった頃、会社で働いていたはてな村に超詳しいプログラマーが言ったことに納得してた。

はてな村文化は身内受けの凝り性文化だそう。

外国文化に負けまいとしているのではなく、

世に意図的にインパクトを与えようとしているのでもなく、

今ここにいる同じ価値観を共有する仲間からの喝采を浴びたいと考える。

その結果、同じものを志す者同士の「これすごいだろ、おもしろいだろ」合戦が始まり、

そこで生み出される物が自然と研ぎ澄まされていく。

でもその競争は、敵対的なものではなく、お互いを尊敬しあいながら、静かに深く進行していく。

そしてある日、偶然目撃した異文化出身の人間はてなユーザー以外)から、

それがすごいものであることを知らされる。

ほとんどのはてなユーザーはその日が来るまで、自分たちが作り上げた物がすごいものとは知らない。

もろもろの伝統文化、人力検索はてなはてなダイアリーはてなブックマークはてなスター、他、みんな同じパターンで世界に広まっていった。

だから、はてな村がここまで発展してきたのも必然的なものだし、

この精神が衰えない限り、これからもはてな村は誰に頼まれることもなく、

知らないうちに勝手に世界にインパクトを与え続けていくだろうと。

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