2007-03-17

みんなって

anond:20070317015151

みんなってあんたとあと誰、という煽りはおいといて。もちろんそれが使いやすさの総量(ユーザの全員が10点ずつ持ってデザインに対して使いやすさを投票する)という意味であれば、そのスコアが一番高くなるのは、マジョリティが満足するデザインということになるから、みんなそうでしょ、という言い方は妥当だと思う。

しかしそれだけではない。ある一定の足かせをかけないと「自由な」デザインというのはどこまでも自由になってしまう。結果marqueeみたいなタグが生まれたりとか。

最大多数の最大幸福だけではないんだ、というと、「慈善事業じゃねぇだろ」という人がいる。しかしそれは飛躍だと思う。価値というものは2方向の綱引きではなく、いろいろな方向に向けて実現されていくものと考えたほうがいいと思う(だから、デザイン優先/障碍者優先という二分法は水掛け論だと思う)。最大多数の最大幸福によって実現される価値もあることは認める。しかし自由なデザインに対して常に煩いことを言う人もいていいし、そのことによって多少なりとも別の視点からの価値が達成できれば、それでいいんじゃないかと思う。

煩がられても言うことを言うだけっす、ということじゃないかな。「じゃぁ自由にしてユーザが減ればいいんだな」というのは一種の脅しであり、フェアではない。

なんか社民党みたいなこと言ってるか。まぁいいや。

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