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2007-02-21

「ボク」からのチョコレート

俺は今、きれいに包装されたチョコレートらしき物体を目の前にして悩んでいる。

ことの発端は、三ヶ月前に近所にできたコンビニにある。それまでは、帰宅途中にコンビニによるには、少し迂回するか、自宅からはだいぶ離れたところを使うしかなかった。それが、このコンビニができてからは、帰宅ルートを変えることなく、しかも自宅まで徒歩で1分ちょっとという、ちょっと便利すぎるくらいの状況になった。一人暮らしの俺が頻繁に利用するようになったのもわかってくれるだろう。

そのコンビニに新しいバイトくんが入ったのは、年が明けるか明けないかぐらい、つまり今から二ヶ月ほど前だったと思う。最初は、「かわいい子発見」くらいに思っていたのだけど、レジでの支払いのついでによくみてみると男か女か分からなくなってしまった。年のころは十七、八。たぶん高校生だろう。中性的な顔立ちで、かっこいいもかわいいもどちらも通用しそうな感じだし、背もそこそこある。声はちょっとハスキー声変わり前を思わせる。名札を見てみたら、名字しか書いていない。胸はないな。うん。

俺が毎日似たような時間にコンビニに立ち寄ることもあって、二言三言言葉をかわすくらいにはなった。最近ではタバコの銘柄を言わなくても出してくれる。その会話の中で、バイトくんの一人称が「ボク」なのを知って、ようやく性別がどちらなのかわかった。俺は、ちょっとがっかりして、でもこの顔なら道を間違えそうな人もいそうだなーなんて思った。

皮肉なことに、性別がわかってからの方が気楽に話しかけられるようになって、以前より親しくなった。家の場所もほぼおさえられていて、漫画の貸し借りをしようかみたいな話もしていた。その矢先にこの問題の目の前のチョコレートである。

その日仕事を終えた俺は、いつものようにコンビニに立ち寄ったら、バイトくんがいた。他に客がいなかったので軽く立ち話をしたのだけど、そのときに、今年は義理すらなかったみたいな話をしたら、みょうにうれしそうな顔をする。ちょっとむかついて、お前何個もらった?と聞いたら、今度は恥ずかしそうに、一個だけと答えた。ふーん、もっともらえそうな感じなのになー。と返すと、もらってもしょうがないです。とのことらしい。まあ、そらそうだな。ということで、買い物を済ませたのだけど、そのときに「これも入れときますね。良かったら食べてください」と言われて、コンビニの袋から出てきたのがこれだ。

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悪いけど、俺にこの手の趣味はない。次の日にまたコンビニに寄った俺は、バイトくんに「悪いけどこれは受け取れない。勤しめよ、少年」とだけ言って、コンビニを出てきた。せっかくの近所のコンビニだというのに、行きづらくなってしまった。

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さらに次の日、少し早めに仕事が終わった俺は、コンビニによらずに帰ろうとしていた。コンビニの前をとおるときにちらっとみてみたら、バイトくんが通勤に使っているといっていたマウンテンバイクがない。いないから大丈夫かななんて、ちょっと考えていたら、後ろから軽い衝撃。後ろを見ると、マウンテンバイクの上で器用にバランスを取りながら赤い目で俺を睨み付けているバイトくんがいた。俺はくらっとする。はじめてみる制服姿は、ブレザーにチェックのスカート

「イソシメってなんですか?それにいくらボクが女っぽくないからって、少年はひどいです」

俺は再びくらっとする。どうしたもんだろう。

2007-02-06

世の男性は第二次性長期をどう乗り切ったのだろう

高1くらいのときに下の毛が生えてきたのだが、それを見て自分が男である事を目の前に突きつけられたような気がして、なんだか無性に怖くてしばらくの間カミソリで剃ってた。

声変わりが始まったときも、変化していく自分の声を聞くのが辛くて、しゃべるのが怖かった。

伊集院光が毛の生えた嬉しさを語ってるのを聞いて、まぁ世の中そういう人たちが大多数なんだろうなとは思うのだが果たしてどうなのだろう。

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