はてなキーワード: ヘヴィーメタルとは
元増田です。
を多くの皆様にお読みいただけましたこと、大変ありがとうございます。
にしても、スイス戦は完敗でした。
オットさんのチームを相手にするときは、たまたまアイスの読みに失敗するとき
(これはどんな名スキップでも1大会にいつかは来ることがほとんど)を除けば、
辛抱強くつきあって細かなミスをつくか、スーパーパフォーマンスを生かすしかないのですが、
今のチーム青森ではちょっと辛かったです。
#過去に日本は、五輪と世界選手権では1度しかオットさんに勝ったことがありません。
#放送中に何度も紹介されたようにトリノではラウンドロビン突破の可能性を絶たれ、
#08年世界選手権では準決勝進出戦で勝つもその後のブロンズメダルマッチで破れ、
#今回の敗戦。まずはオットさんに勝てるようになることが目標です。
決勝トーナメント進出は自力を尽くした上で他力に委ねられたとはいえ、まだまだ一つずつの試合は見所満点です。
06年トリノ五輪金メダリスト、アネッテ・ノルベリさんの率いるチームです。
世界各国の迫力あるマダムカーラーをすでに数多くご覧になったことと思いますが、ノルベリさんのオーラはまた一回り大きなものです。
その辺もぜひお楽しみください。
ノルベリさんのチームはスウェーデンのヘヴィーメタルバンド「Hammerfall」のPVに出演したこともあります。
確かにこのチームは、ヘヴィメタでした。それくらいの破壊力があるチームでした、トリノの頃は。
トリノの後は、もちろん世界でも上位の実力のチームではあるのですが、世界選手権の代表選考会で敗れたりとか、
年齢から言ってもさすがに全盛期は過ぎたかなと思わせるところもありましたが、このバンクーバーではちょっと
以前とは印象の違うカーリングをしてきました。
これはスイス戦のスコアなのですが、このゲームが実に特徴的でして、
・お互いにスチールしたエンドがひとつもない(後攻のミスがない)
・ブランク(0-0)のエンドがひとつもない(先攻が確実に1点を取らせている)
・3点以上取ったエンドがひとつもない
ということで、今日オットさんのゲームをご覧になった方々は、その堅実さに閉口されたことと思いますが、
今大会のノルベリさんは、そのオットさんを上回る固い試合運びで勝ち星を稼いでいます。
(トリノの頃は、もっと攻撃的な印象が個人的にはありました。当時はあまり知識もなかったので間違っているかも)
このノルベリさん相手に、日本は五輪・世界選手権含めて7回対戦して1度も勝てていません。
トリノ五輪のラウンドロビンでは、かなりのところまで勝利に近づいたのですが、こちらのミスではなく実力で粘られ、
エクストラエンドまで持ち込みましたが力尽きました。
上記のような固いゲーム運びは、ひとつ何かが決壊するとダダすべりとなり、現にロシア戦では1-10で7エンド終了時
ギブアップという惨敗を喫しています。
今のチーム青森がそこにつけ込めるかどうかは、やってみないとわかりませんが、この巨大な壁相手に、胸突八丁の状態で
どう挑むか、そこを楽しみにしてください。
デンマークは、カーリングの実力とは違った意味で、いろいろ面白いところがあります。
20代のデュポーン姉妹のルックスとか、カーリングチームでは珍しいスカート着用とか。
それと、このチームはスキップがフォース(4番目)ではない珍しいチームです。
チーム最年長、36歳のアンジェリーナ・イェンセンさんがセカンドでスキップとなります。
技術に優れた若いデュポーン姉妹がバックエンド(3、4番手)となり、経験値の高いイェンセン姉妹が
ゲームを作るフロントエンドとスキップをつとめる、ということで、チームの戦略に合致しているんですね。
スキップ=フォースという固定観念を取り除くうえでも、この試合、中継してほしいんですけどね。
(デンマーク戦は放送されるかどうか、まだ未定なんです)
このチームは世界選手権で銀1、銅1と国際実績はあるのでランキングは高いのですが、チーム青森は
このチーム相手にはとても相性がいいのです。
そういう意味でも、この試合は注目なのですが、とにかく生中継してほしいなあと。
(この稿、書きかけです。まだ続きます)