一昨日のさんまのお笑い向上委員会を見た。
天竺鼠川原と、それに絡むその他の実力ある芸人たちは、久しぶりになかなか良いセッションだった。
さんま、今田、陣内のお笑いの地肩を試しにいくような、たぎるプレイが見られた。
もちろんこのセッション、仕掛けていったのは川原である。
若手の先鋭であるかまいたちも認める、前衛的な名プレイヤー。
さんまはオールラウンドプレイヤーの一線級だが、
ここ最近のこのショー(番組)ではあまり跳ねてはいなかった気がする。
ここ2〜3年、バラエティ番組にはちょっとしたルール改正があって、
面白いか面白くないかはともかく、コンプライアンスにうまく適応している者だけが
地上波で生き残れるというルールに変更された。
ヒルナンデスで小峠やシソンヌがわちゃわちゃやってる様子なんてホントは見てらんないわけだが、
実際、芸人が出られる枠もその程度の番組ぐらいしかなくなっている。
そんなことを思いながら川原との絡みを見ていたが、
芸人たちがもっともフラストレーション溜めてるんだろうな、と思った。
もっと調和を裏切り、もっと裏切りを調和させよう、と思った。