たまにこういう人居る。
話の流れで村上春樹の名前が出てきただけなのになぜか嫌いだと公言する。
でもシンエヴァンゲリオンを見てこういう人の気持ちが分かった。
俺はシンエヴァは酷い出来の作品だなーと言う感想だったんだけど周りはみんな感動してる。褒めたりしてる。
ここまでは良い。
「自分とは違う感想の人がいるんだねー」で終わるんだけど、さてエヴァの考察でもしますかとネットを巡るとあちこちで「感動しました」「泣いちゃった」って感想が嫌でも目に入る。
そのたびに俺は(俺はおもしろくなかったよ)とか(俺は感動しなかったよ)とか誰に言うでもなく反論したくなる。
感動しましたで四面楚歌になってしまうとだんだん(俺の読解力の問題なのか?)(感性が鈍ってるのか?)と自分が信用できなくなる。
村上春樹作品も同じで、私は面白くないというのに世間的な評価は高い。意味のわからない内容だから自分の理解度や感性の問題か?と思ってしまう。「嫌いです」と言ってしまうのは防衛本能なんだね。
俺の場合はある程度の感想を読んでいくと「あぁみんな手放しで褒めてるわけじゃないのね」と理解できたので抜け出せた。