おじいさんもおばあさんもいませんでした。
なぜなら、2人はまだ若かったのです。 おにいさんとおねえさんがそこに居ました。
ふたりには流れてくる桃を待つ趣味などありませんでした。
なぜなら、お姉さんのカラダには立派に育った桃が実っていたからです。
おにいさんは、お姉さんのカラダに実る桃の上に檸檬をひとつのせてみました。
檸檬は、お姉さんのカラダに実る桃の上から落ちることはありませんでした。 そうです。お姉さんは、たわわチャレンジに成功したのです!
おねえさんがたわわチャレンジ状態にはいってから2週間が経ったころ、檸檬が芽吹きちいさな花を咲かせました。