■年下の友達が死んだ
二十歳の友達が死んだ。
おじいちゃんとかおばあちゃんとか死んだ時は、なんとなく、いつかわたしもおばあちゃんたちに追いつく時が来る感じがして、
年をとったらその人に重なるっていうか、なんかしばしのお別れって感じがしたんだよね。
でも、友達は違う。
わたしはもう二十歳じゃないし、もう二度と二十歳にはなれない。
友達もわたしの年齢に達することはない。
もう友達に重なることはないと思うとなんかすごく悲しい。
わたしはどんどん年をとってどんどん友達と変わってしまう。離れてしまう。
そう考えると発狂しそうになる。
もう誰も死なないでほしい。
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