2010-11-07

海外】英教育省、教材にシャーロックホームズの使用禁止


 英語の授業でシャーロックホームズを読んだという読者も多いだろうが、日本文部科学省に相当する英教育省は4日、シャーロックホームズについて「今後は教材として使用しないように」と国内の各学校通達したと発表した。

シャーロックホームズ愛煙家としても知られ、作中にはしばしばホームズ喫煙しながら推理を巡らせる場面が出てくるが、これに対し反喫煙団体から「喫煙を肯定的に、格好良く描いており、判断力が未成熟子ども達に『タバコはカッコイイ』との誤った認識を広めるおそれがあり、教材として相応しくない」 との意見が出されていた。

教育省内部の有識者会議では「国を代表する文学であるホームズを禁止するのはおかしい」等の意見も出されたが、保健省などからの要望もあり、禁止に踏み切った。

発表に対し、英国ミステリー文学愛好者協会会長のウェイン・テリー氏は

「行き過ぎた嫌煙運動だ。タバコという基準だけで過去の名作を否定するのはおかしい」

コメントしている。

http://bit.ly/aT5mO9

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