2010-10-03

生活に必要のなくなった人やものをすぐ忘れてしまう。

そして忘れたものは2度と思いださない。

 

同窓会に行ったのに誰のことも覚えていなかった。

かなりの人は私を覚えていたのに私は忘れていた。

それなりに時間を共有したはずなのに、私は「思い出」を何も持っていない。

きっと育ったところが影響しているのだ。

幼少期に人の入れ替わりの激しい場所で育った。

短いスパンで入れ替わり立ち替わる人と角の立たない付き合いをし、去ったら忘れ次の人に適応する。

無意識のうちに「覚えなければいけない人」と「もう忘れてもいい人」で頭の中で整理しているのだろう。

環境適応の一種なのだと思う。

 

思い出せない、と言ったときに悲しい顔をされるとこちらも少し心が痛む。

でも顧みる過去が無いというのは生きやすいかもしれない。

後悔に責められるのも一瞬で済む。

今と未来だけ見てればいい。

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