「お父さん、こどもが一番ほしいものって、しってる?」
「……ファミコンかな?」
「えー、、ファミコンならいいけど、、」
「それでもいいよ! で、ファミコンって何?」
「20年前にお父さんがとても欲しかったゲーム機で…」
「そんなのいらないよ! DSかって!」
お父さんはDSのことファミコンっていうんだよ、って笑われてもしかたがない。
なんでも同級生に、君はDS持ってないから
僕の家こないでといわれたらしい。
話には聞いていたけどねぇ、、
据え置き方のゲーム機なら、順番順番で遊べたけれど、
DSじゃそうはいかないのだろう。
自分もなかなか買ってもらえなかったので、
息子の気持ちはよくわかる。
だけど、その決して親切とはいえない近所の子相手に、
DS買ってやりましたから、うちの子も仲間にいれてやってください、
みたいなケリのつけかたが、癪にさわってしかたがない。
息子は、そんなバカみたいな親のプライドなんか知ったこっちゃねえから、
とにかく買ってくれ、というだろうが。子どもの世界は残酷だしね。
もうすこし円満に、皆がニコニコして、はいDS買いましたよ、ヤッターってわけにはいかないか。
脳トレの川島先生は、ルールを守れなかったお子さんのDSを御手みずからブチ壊したと、どっかで読んだ。
うちも遅かれ早かれ、そうなる気がする。