先輩がいる、女性だ
よくこける、よく間違える、隙がありすぎる
感じやすく、Mである
本人はそう認めた
人を全面的に信用する
感じやすいらしいので、ちょっとした事でも襲った事にはなる
その間に、聞いてみた「あって少しの人間、それも彼氏でもないただの後輩にこんなことされて良いんですか?」
首を横に振られた
手を止めて、落ち着くまで待ってから聞いてみた 「最後までいったらどうするんですか?無防備すぎです、襲いますよ」
「そんなことしない気がする、信じてる」
正直、怖い
人間らしくないように思える
あえて無防備にふるまう事で、守っているような気がする
彼女のすべては演技で、裏では違う表情をしているように感じる
今まで会ってきた女性の多くは、演技をする人だった
そうでなくても、本当の事なんか言わない人間だった
そして、本当の事が開かされると、それは大抵人間臭く醜いものだった
先輩には、恐怖を覚える
人は醜くて、打算的で、媚を売るものであって
疑わず、素直で、抵抗すら出来ない童のような人間など存在しないのだ
信じる事が出来ない
化けの皮が剥がれてほしい
また同じか、と言わせて欲しい
演技だけは辞めて欲しい
俺だったら、 「そんなことしない気がする、信じてる」 が言い終わるか終わらないかのうちに襲いかかる。 そして増田が覚えた恐怖とは逆の恐怖を思い知らせる。 が、その手の女は...