2010-08-05

歯を磨くだけじゃだめ

http://anond.hatelabo.jp/20100805102351

スウェデンの国民の特徴は、虫歯が少ないことだ。

日本でも、8020運動っていうのがあるけど、ぜんぜんだめ。

親不知を除いた28本の歯のうち、80歳までに20本は残しましょうというスローガンだけど、ぜんぜん達成できていない。

たとえば、80歳の時点で、平均して、

アメリカ15ほん
スウェデン25ほん

となっているけど、実は日本は、

 日 本 07ほん

しか残らない。

歯磨きの習慣も99%普及しているし、みんな健康に対する意識が高いにもかかわらず。

いろんな歯磨き粉も選び放題だし、たくさんの種類の歯ブラシもある。

けど、虫歯に関しては、自分だけの努力でやるのは無理だそうだ。

自分でやる歯磨き自体の貢献度は、そんなに高くない。10~20%ぐらい?

もちろん、自宅でケアするのは非常に大事だが、結局は、定期的に歯医者に診てもらってメンテナンスすることが大事だ。

上の表を見ても、スウェデンはともかく、なんで日本より医療が崩壊してそうなアメリカのほうが、日本よりも残存本数が多いかといったら、異常がなくとも、年二回は歯医者に診てもらっているからだって。

なんでそうなるかというと、むこうの保険は民間で、最終的な支出を抑えるために保険会社は予防に熱心らしい。

というか、外国旅行ガイドなんか見ると、ほぼ必ず、「日本で治してからいけ(外国は高いから)」と書いてある。

アメリカなんて、歯を一本抜けば20万円ぐらいとられるらしい。

だから、歯医者に行くことを保険会社に強制させられる。結果として、歯の喪失が少なくなる。

日本だと、どちらかというと、なにか異常が発生してから、歯医者に行くと思う。

けど、それは実は末期症状で、すでに手遅れの状態だ。ほんとうは、痛くなる前に行くべきなんだ。

だから、定期的にメンテナンスに行くべきなんだ。

何も異常がないことはなく、何かしらは見つかるはずだ。歯石とか。

結局は、そのほうが抜いたり銀歯にするより、安くすむ。もちろんインプラントよりも。

日本では保険制度のせいで、いつでも安心して歯医者に行けてしまう。それが逆効果となって、放置してしまう。

「まだ大丈夫だろう」と思ってしまう。それが落とし穴なんだ。

つまるところ、残る歯の本数は、どんだけこまめに歯医者に行っているか、その回数に比例するようだ。

スウェデンが多いのは、単純な理由で、頻繁に歯医者に診てもらうからだそうだ。

アメリカでは、デブの人は、自己管理ができないとみなされてしまう。

同じように、口をあけたときに銀歯が多いような人は、自己管理ができないとみなされてしまう。

これからグローバル出世したい人は、英語のみならず、歯のメンテナンスもちゃんとやるべきだろう。

一青窈のお姉さんに診てもらうといいと思う。

ともかく、日本は歯の治療に関しては、外国よりも格安なのだから、これを利用しない手はない。

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