2010-07-31

目標の行き着く先

よく自己啓発系の本とかを読むと目標をたててそれに向かって行動することが重要だと書いてあります。成功者の本とか読んでも大体同じようなこと書いてあるし真理なんだと思うし、特に疑う余地はないと思っています。

僕も実際に中長期の目標を立てるということは以前からやっていたのだけれども、何かうまくいかないというか、なんで自分はこの目標を達成するためにがんばってるんだろうという気持ちがずっとありました。

そういったことをお皿を洗いながら考えたとき、ふとその理由を説明できるロジックにいきつきました。

それは、人が目標をたてるときに中長期の目標や、今日一日の目標、もしくは人生の指針とかも含めて色々あるけど、それらをボトムアップしていって最後にいきつくところは全部一緒なんではなかろうかということ。

結論からいうと、人の目標というのは「人生を楽しむ」というところにいきつくのではないかと思ったのです。

目標ボトムアップしていった結果これが最後にあるのではないかと。「なぜ人生を楽しみたいのか」という質問は存在しないのではないかということです(人生を楽しむことを諦めていたらそもそも目標とかたてないという見解です)。何を当たり前のことを思う方もいると思いますけど、以外とこれは気付いてなかったなと思いました。

これを説明するには、中長期の目標や願望を探してそれをボトムアップしていくとわかりやすいです。

例えば、僕は4年くらい前に社長になりたいという目標をたてました(このころは目標というよりは願望だったかもしれません)。でもそれ以上のところは何も考えてなかった。つまりなぜ社長になりたいのかという理由が説明できなかったんです。だから現実みもなくてあまりその目標に対して真摯になれなかったと思っています。

でも半年くらい前になぜそうなりたいかという理由を説明できないとダメだなということに気付いて、人生ビジョンというものを立てました。自分人生はこうでありたいという指針です。それは中長期の目標や願望を元に考えます。僕なら、なぜ社長になりたいのかということです。もちろん願望はそれ一つではないですから、願望を洗い出して3つの人生ビジョンを立てました。

すべての目標はこれに向かってなければいけないし、行動もこれを基準にすることができます。で、さらにこれをボトムアップすると、それは「人生を楽しむ」というところにいきつくのえはないかと思ったのです。そしてそれはほとんどの人にとって同じなのではないだろうかと。何を楽しいと思うのは人それぞれ違うでしょうから、ここで例としてあげたビジョンというのは人によってかわってくると思います。

目標を持ってない人や、目標を立ててもいまいちしっくりこない人は、自分は何をもって楽しいと思うのか考えてみるといいかもしれません。僕は欲張りなので仕事プライベートもどっちも楽しくして、さらに人から「この人はすごい!」と思われたいという願望があります。

人によっては家族幸せであれば仕事はなんでもいいという人や、大企業社長になって日本を牛耳りたいという願望の人もいると思います。それらのいきつく先はすべて「人生を楽しくする」ということに向かっているのがわかればすべての目標と行動を説明できるようにり、目標を達成するためのモチベーションになるのではないかと思います。

以下余談。

これを企業に当てはめるときにどうかと考えたときに、経営理念というのはここでいうビジョンに当たるのかなと思いました。例えば「よりよい製品をつくって社会を豊かにする」という経営理念があったときに、じゃあ何ために社会を豊かにしたいのか、という質問は成り立つと思うのです。その企業はなぜ活動を続けるのかという理由をもっと明確に説明できるようにならないといけないのかなと。でもそれはそれほど簡単じゃないのかな。それについては何かわかったらまたまとめたいと思います。

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