2010-06-01

グアムテニアン案の主張でおかしいと思うところ。

グアムテニアン案を未だに主張している川内博史議員

でも、あの人の主張には引っかかるところがある。

沖縄海兵隊の大部分がグアム移転するんだから、普天間基地グアムテニアンに持っていけばいいんだよ」という主張。

うーん、おかしい。

米軍再編で、沖縄にローテーションで常駐していた海兵隊の大部分は確かにグアム移転するが、

移転しっぱなしで日本に二度とこないと思っているのではないだろうか。

実際はそうではなくて、東アジア有事の際は日本基地海兵隊が集結することになる。

米軍海兵隊日本で前方展開できる基地を必要としていて。現在普天間基地がその役を担っている。

参考:米海兵隊駐留「沖縄でなくても良い」 前太平洋軍司令官

http://www.asahi.com/politics/update/0415/TKY201004150462.html

海兵隊が(日本に)前方展開できるのであれば、太平洋軍として異存はない

米軍再編でグアムが司令部の役を担い、日本前線基地的な位置づけになるということを川内議員は理解していないのではないだろうか。

平時に前線基地海兵隊を常駐させる必要はないから、グアム移転させるが

有事の際には日本で前方展開させる、そのための基地米軍は必要としている。

現在は、普天間基地がそれを担っているために、返還するなら代替基地を作ってくれ、ということだろう。

必ずしも沖縄にある必要はないが、現実的に、訓練も行え海兵隊前線基地たりうる規模を本土に新たに作るということは

かなり難しいだろう。とうことでやっぱり辺野古しか無いよねーということだろう。

じゃあ、なんで日本に前方展開する必要があるのかと言うと朝鮮半島台湾に近いという為。

沖縄だけでなく、日本東アジアに置いて地政学的に非常に重要な位置にある。

とりあえず

「大部分移動するなら、全部持っていっちゃえ!」みたいなことを言うグアムテニアン主張論者は

全くズレてて、日米両政府から完全無視されるのも当然だな、ということ。

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