俺は経済学は素人なんだけど、ネットで見かける、表題のような論について、分かる人に説明して欲しい。
例えば予算90兆円、うち国債の償還が50兆円、その他の支出が40兆円だとする。税収が40兆円だとする。不足する50兆円は国債の新規発行で賄うのが普通だと思うけど、何らかの理由で10兆円しか売れなかったとする。
そうすると、40兆円の国債が償還できなくなる。
金額は適当。
で、表題の論を俺の足りない脳で読むと、この不足する40兆円は日本円を発行して賄えば大丈夫、と言っているように思える。
しかしそうすると、市場に流通する現金が40兆円増えることになる。
流通する円が増えれば、円の価値は下がる。つまりインフレが起こる。
この時、市場にどれだけの円が増えるかは、その時々の国債償還費用の不足分で決まるのであって、政府はコントロールできない。インフレを政府がコントロールするインタゲの議論は全く当てはまらない。
しかも今後発行する国債は、このインフレを見越してなお魅力的な商品じゃなきゃいけないから、高い金利を設定しなきゃいけない。その高利回りの国債を償還する段になれば、さらにインフレが加速しそうだ。
コントロールできないインフレが起これば、国内の資産はズタズタになって経済は大混乱。
というシナリオが思い浮かぶので、どうも自前で通貨を発行出来てもぜんぜん大丈夫じゃないような気がしてしまう。
俺が「不足分は円を発行して賄えば大丈夫」という論だと読む、その解釈が誤解の気がする。
だって、不足分について円を発行すればよいというなら、そもそも税を徴収する必要すら無く、全ての予算は国が通貨を発行すれば良いだけの話だ。もちろんそんな事したらその通貨はゴミクズになるわけだけども。
なんだけど、じゃどうして自前で通過を発行できると大丈夫になるのか、そのメカニズムが思いつかない。
誰か説明してくれ。
私も専門家ではないけど、ギリシャの財政破綻について調べてみると面白いと思うよ。
ギリシャはユーロで自前の通貨発行権を有しないから関係ないだろ。
まぁ、日本国債買ってるのは主に日本の投資機関だものね。 海外の投資家さんは痛くも痒くもないよね。 財政破綻が進んでも、海外の人が日本にある資産を安く買い叩けるってだけだも...