違法配信が問題になっているけど、著作者に対して、そのメディアを買うという以外で「賞賛の気持ち・態度」をあらわす方法が必要じゃないかな。
金銭的なことに限って書くけど、たとえばフリーソフトの開発者に対して寄付するような、ああいうシステムが必要なんでないかと思った。
それを違法配信という形であっても観たいという強い気持ちは、その作品の製作者に対して強い賞賛の気持ちを抱いているということだし、安易に制限するのではなく寄付出来るような仕組み。
たとえば、メディアクリエイターに対する寄付が出来る大型のポータルサイトを作って、そこで気にいった作品、たとえばあるアニメAであれば、Aの製作チームに対して一口いくらからという形で寄付出来るようにすれば、違法配信が横行しても問題ないのでは?と思った。
現在動画配信が結構当たり前のものになりつつあるけど、2日間の視聴期間で100円、200円というのであるなら、違法配信されるのとほとんど変わりないんじゃ?という気持ちがある。
つまり、そういう安価でメディアを視聴できるようになっているのであれば、タダで観た人が気に行った作品の製作者に小口でも大口でも寄付出来ると言う仕組みを公に認めてしまっても問題ないんじゃないだろうかと。
主要な売り上げがDVDやブルーレイっていうのも、何と言うか時代錯誤とは言わないがあまりスマートとは思えない。
これだけメディアがあふれている現在、いわゆる娯楽作品というのは安く手に入るのが当たり前になってきている。動画配信もそうだし、音楽だって一曲ごとに100円で買えたりする。ゲームもダウンロード配信で安く買えたりする。
そんなときに、相変わらずDVDやブルーレイでもうけようとして、高すぎて誰も買わないのに違法配信が問題だーと叫んだところで、あまり意味が無いような。
レンタルビデオショップってのは随分前からあったと思うけど、ああいうのを許可するんであれば、DVDやブルーレイなんて馬鹿高いもので儲けようということ自体無茶なものだと気付くもんなんだけど。
だって、何度も何度も観たいと思う人ってそんなにいないでしょ。観たい時に借りて、あぁ面白かったぁって返せばいい。ゲームとは違うんだよ。所有欲を満たすのが最高のスタイルなんて時代はとっくに終わってるし、マニアしか買わないような商品が売れないからって嘆くのはおかしくない?