最近になって気づいたことがある。僕はフィクションに興味が沸かない性分であるようだ。
映画や小説、漫画、アニメは話題であり、かつ個人的に気になったものを除いて、ほとんど見ない。
読む本のほとんどは新書や実用書だし、好きな番組のほとんどがドキュメンタリー番組で、バラエティ番組も、漫才やコントが中心のものよりも、トーク番組や面白おかしい企画をする番組のほうが好きだ。
小さいころもそうで、おとぎ話に全く興味が無かった。むしろ、図鑑のほうが好きだった。「こんなものがあるのか!」と子供ながら感激したことは今でも覚えている。
そのことを昨日学校で話していたら、「心を動かされるフィクション作品にまだ出会っていないから、お前はフィクションに興味がわかない」との意見があった。
確かにそうだ。単に感受性が乏しいだけなのかもしれないが、僕は今までフィクションの映画や本、ドラマを見て感動したことがないし、いくら名作と呼ばれているフィクション作品でも、心を動かされたことは1度も無い。
これ面白い!と言ったときも、大抵の場合は口先だけで、実際はほとんどが無味乾燥だったし、感想さえも持っていなかった。
もし仮に心を動かされる作品に出会っても、そこから先は何も発展していかないと思う。出会ったところで、それだけが好きな作品になってしまうだけだ。そこから発展していこうと思うことはないだろう。