「世界に1つだけの花」なんて歌が流行ったことがある。あれはあれで良い歌だと思う。
でもね。世の中のほとんどの人間は、そんな貴い存在じゃないんだよ。「世界に1つだけの花」なんかじゃない。「世界にありふれた雑草」なんだ。
確かにね、雑草にだって、1つ1つ名前がある。でも、みんな雑草の名前になんて興味ないから、雑草としか呼ばない。
人間だって同じことだ。特別な価値の認められない人間なんて、広い世間からすれば雑草と同じような存在でしかない。
自分の存在を輝かせたいのなら、自分自身が輝く存在へと変わるしかないんだ。そうなって初めて個別の存在として尊重して貰えるんだ。
自分は今の自分のままで大切な価値があるだなんて幻想は、今すぐ捨ててしまうべきなんだ。
もちろん、輝くことができない人間だっている。でも、それだって決して悪い事じゃない。雑草は雑草同士で分を弁えてたくましく生きていけばいいだけなんだから。
価値ってなんだろう。 「続くか続かないか」というあたりにある気がする。