2010-03-05

「読む」とは?

・私は頭の出来が悪い人間なので作品を作品に接する時に苦労します。

以前はすらすらと手早く読んで「面白い」か「つまらない」かの二択で作品に対する評価を決めていたのですが、いつからか「自分は本当に読めているか?」という悩みを抱き始めました。

自分は本当に理解できているのか? 

記憶できているのか?

伝えたい事を分かっているのか?等など。

考えれば考えるほど自分は読んだつもり、楽しんだつもり、理解したつもりになっていただけなのでは?と思うようになり、どうすればいいのかと頭を悩ませました。

答えは見つかりませんでした。

酷い時は「どうせ自分では理解できないのだから・・・」と作品に触れる事に恐れを感じるようになっていました。全く自分の頭の悪さには辟易します。

今でも悩みは続いています。

最近では開き直って「理解できなくてもいいじゃん。楽しめればそれでOK」という態度で臨むようになりましたが、

それもフリだけで、どうすればいいのかも分からず、びくびくと作品に触れては「面白い」か「つまらない」としか言えない。

その作品のどこがどう面白いのかも読み終わった後もよく分かってないまま・・・。

自分は何で作品を読んでいるのだろうかとよく考えます。

理解するため? 頭に残すため? レビューを書くため? 他人に語るため? 本を読むという行為に酔うため? 見栄を張るため? とりあえずなんとなく?

一番大切なのは「楽しむため」だと思いますが、自分の「読み」が不十分だとそれも叶わず。

自分は満足な「鑑賞」が出来ないのかなぁと思うと作品に触れる事に意味はあるのか? と憂鬱になります。

馬鹿に分不相応な娯楽なのでしょうか?

  • まずは「面白い」か「つまらない」この二択でいいと思うよ。 作品を読むというのは楽しみのためで、お勉強のためじゃないんでしょ? 理解を深めたいなら、他の人のレビューをたく...

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