■性格がいい、は容姿も頭も仕事も話もダメな奴の逃げ場所じゃない

「性格がいい」ってのは、容姿・体力・知力・学歴・職業・地位・財産

以外の点で「理想の異性」に近いという事の言い換え。

それは例えば、明るく、社交的で、適度に積極的で、自信に満ちていて、優しくて、

短気じゃなくて、親切で、まめで、落ち着いていて、頼りがいがあって、

それでいて気取らなくて、謙虚で、思いやりがあって、愛情深い。

（もちろん、個々の性格の好みがあるから、社交的じゃなくて穏やかな方がいい人もいるだろう）

この中には見た目や基礎体力や知力の要素は含まれていない。

東大出身のイケメン細マッチョ高給取り官僚でも、ひとつもあてはまらない奴はいるし、

中卒のブサメン貧相チビハゲ貧乏日雇い作業員のやつでも全部満たす奴はいる。

そして、これらを満たしている奴は誰にでも好かれて、仕事にも恵まれるから、

ひどい仕事を長年続けるってことは少ない。

社交的でまめな奴は、自動的におしゃれにも気を使うから、元の顔がどんなに不細工でも、

清潔感がある雰囲気になる。売れっ子のお笑い芸人みたいなもんだ。

さらに多くの友人に恵まれるし、リーダーシップが取れるので、自動的にモテる。

RPGで言えば、パラメーターや魔法や特技以外の、キャラクターの性格付けの部分だ。

例えば戦闘力も弱く、強い呪文も覚えず、金も持ってないビアンカを、なぜ嫁に選ぶのかって話だ。

見た目なんて、ドット絵とか鳥山絵だから、そんなに大した違いはないだろう。

幼馴染としての思い出がたくさんあるから？

それは、彼女と過ごして楽しかった、という思い出がたくさんあるからだろう。

幼馴染でも陰湿にイジメられた思い出しかなかったら、それは愛情につながらない。

つまるところ、性格なのだ。

性格がよければ、長く一緒に過ごしているだけで好感を持たれるし、好かれるのだ。

ここで勘違いしてはいけないのは、ただ優しいだけ、ただ明るいだけ、ただまめなだけ

ただ自信満々なだけ、の奴は、性格が良いとは言えないということだ。

ここを勘違いした奴が「性格が良くてもモテねえよ」とか言うわけだ。

そりゃそうだ。性格がいい、と言われるのはそんなに簡単なものではない。

優しいだけの性格の奴は、容姿で言えば「目だけ美人」みたいなものだからだ。

「良い性格」と言うのは、複合要素であることを忘れてはいけない。

もっと言うなら、相対する要素を持っていることが、魅力的な性格を形作るのだ。

「優しいけれど芯がある」「太っ腹だけどマメ」「自信があるけれど謙虚」。

あなたは、性格にそんな魅力的なギャップを作ることが出来るだろうか？

容姿がいい人、スタイルがいい人、仕事ができる人、頭がいい人、話がうまい人などと同様に、

「性格がいい人」がどれだけ苦労して今の状況を維持しているか知らないのだろう。

それだけ優れた性格の持ち主になってから、性格が良くてもモテないかどうか試してみればいい。

性格は、容姿も仕事も頭もコミュニケーションも、どれも中途半端な人が逃げ込む先じゃないことは確かだ。

■「女は容姿で男を選ばない、重視するのは性格だ！」とか言うけどさ…

http://anond.hatelabo.jp/20100224220245

Permalink | 記事への反応(2) | 00:46

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