最低な映画でした。
あれだけの映像を撮っておいてあそこまで退屈に編集できることにも驚きましたが、それよりも自然を冒涜する残酷なアジア人vs自然を守る優しい白人という構図にゲンナリしました。わざわざご丁寧に「アジア人による残酷なフカヒレ漁」というフィクションシーン(しかも本編においてこのシーンがフィクションだという説明は一切ない)を入れちゃって、ねぇ・・・。オーシャンズはドキュメンタリーと謳っていますが、わざわざヒレを取られて苦しむ作り物のサメを作ってアジア系の役者を雇って漁師を演じさせてそしてこんな意図的なフィクションシーンを作り上げてしかもこれがフィクションだという説明はエンドロールにほんの一瞬だけって、これはドキュメンタリーではないです。
いやぁ、冗長で退屈で下手っくそな編集で底の浅い胡散臭い宗教チックなナレーションでクラシックもどきのウンコBGMが煩いだけなら「最低な映画」とまでは言わないけれど、フィクションであることをほとんど隠してのアジア人フカヒレ漁シーンにね、もうね、ほんと酷いやり口だな、と思いました。
それにしても、試写会であんなに人がいっぱい寝てるの初めて見たわ。