血液型占いでは「B型はわがままである」ということになっている。
しかし、組織社会で生きていく上では「わがままである」というのはたいてい欠点としてしか評価されない。
かくしてB型である私は必要以上に「わがままではない」ことをアピールする羽目になる。
血液型を打ち明けると「え!そう見えなかった!」と驚かれたり、逆に「自分は自己主張するんだけどA型なんだ。そう見えないでしょ?」といった戯言に付き合わされるはめになる。
たまに、占いを逆手にとって「B型である自分はわがままで当然であり、まわりはそれを受け入れるべきである」という態度をとおすB型の人間に出会うが、そういった人間はほぼ間違いなく女性で、組織社会から距離を置くことができるので「わがままである」というレッテルのデメリットを気にせずに済むのだ。
わがままであるかどうかを計測することはできないので、占いの結果の是非を統計的に確認することはできないが、にもかかわらず占いがあるということ自体が人々の生活に影響しており、その中でB型の男性は損な役回りを演じているんじゃないかと思う。