11月に
といった大臣がいた。
年も変わった現在でも、結局、未だに考え中のままである。
そして、永遠に考え中だろう。
それもそのはず。
なぜならば、そんな回答はないのだから。
生き残りつづきてきた、「第一の道」、「第二の道」。
それが、たった一人がちょっと考えただけで、「第三の道」を思いつくのだろうか?
持っていなければならない。
それを、必要に迫られた今になってから「考えている」とは
そもそも理念がなかったことをさらけ出しているということだ。
何も考えず政治家になり、何も考えず過ごしてきた、といっているようなものだ。
「考え中」とは、反対意見による批判にさらされることから逃れているにすぎない。
さまざまな意見にさらされて生き抜いてきた意見ほど価値のあるものだ。
それを怖がってはいけない。政治家なのだから。
仮に、少し考えてでてきたものが結果的にいい意見だったとしよう。
でも、それはたまたま運が良かっただけにすぎない。
まぁ、もっとも、その運すらないと、きっぱりと断言できてしまうのであるが。