もう離婚して所在も知れない実父が不倫しまくりの借金クズだからだと思っていたが、
どうもそうじゃなく、私は男に嫉妬しているんだと最近気付いた。
それも全部、自分が母親からそいつらのように甘やかしてもらえなかった八つ当たり。
男は不倫だの暴力だのをしまくって他人を傷つけても許してもらえることがある。
同性からは多少クズでも庇ってもらえるし、異性からも一部のバカな女から
「そういうことをさせた女が悪いのよ」「それが本能だから仕方ないのよ」と
庇ってもらえ、逆に自分が傷つけた女を一緒になって叩いてもらえることすらある。
私はあれが大嫌いだった。
あんなことだから男がつけ上がるんだ、あんな馬鹿女共は死んじまえと憤る一方
女が同じことをすれば同性からも異性からもボコボコに叩かれるのに、
男が悪い事をして人を傷つけても甘やかしてもらえるのが腹立たしくてならなかった。
男特有の、男に生まれて来ただけで生じているかのような無根拠な自信を
やたらひけらかしている男を見ると憎らしくてぶち殺したい気分にすらなった。
私の母はそういった「男を甘やかす一部のバカな女」の典型で、
既婚者の実父を元妻から奪って二人子供を産んだ。そして自分も外に女を作られて捨てられた。
バツイチになった途端にまた既婚者のオッサンを寝取り、妻にバレて修羅場を起こした後
逃げるように既婚者と関係を切って、無害な今の父と再婚して現在に至る。
要するに母はだめんずのビッチで、真面目な人間を愛せない体質の人間だった。
そして、DQNしか愛せないのにDQNには愛し返してもらえず、
その鬱憤を父や私のようなつまらない人間に奉仕させて発散する人間だった。
DQNでだめんずの妹は実父同様、無茶(自殺未遂とか堕胎とかまあ色々)をやっても愛され
色々とあったのにそれを乗り越えた強くて立派な子だ、大人だと褒められていた。
その妹がリアルタイムで無茶をやっているときの愚痴の受け止め役は常に私であった。
母は今の父と再婚したものの、実父を今でも愛していると言う。
妹は今の父を「つまらない」と軽蔑しており、DQNの実父に会ってみたいと憧れている。
どうしてDQNは他人を傷つけるくせに、愛してもらえるのだろう。
自分は人を傷つけているくせに、それが当たり前だと開き直っても許してもらえるのだろう。
私は真面目に生きていても母から愛されなかったのに。
……という嫉妬を、DQNな男共と、それを庇い立てして甘やかす女たちに投影して
(股ユルで無責任な実父への憎しみついでに)腹を立てていただけだった。
そう気付きついでに「妹に構って貰えない代用品に私を使うな」とブチ切れてからの私に
母はやたらビクビクして、時折卑屈な文体で機嫌伺いのメールをしてくる。
今年の正月は帰らないと思います。妹と三人で家族仲良くやったら。
長々書い上に色々端折ったせいで意味不明だがまとめるとマザコンの嫉妬乙って話。
関係ないけど浮気するとその場で死ぬ体質の男とかどっかにいませんかね。
いるわけないですね。本当にありがとうございました。