思うに、小泉が支持されたのは、大きな政府小さな政府とは関係なく、危機管理内閣っぽかったからなんじゃないかな。ブッシュと同じく。
国難とか、非常時とか、とても中2心を刺激する言葉で、日本人には受けがよかったのだと思う。
ただ、皆で頑張る(そして足手まといを嫌悪する)というのは、国難を乗り切った暁には、皆がその成果を享受できるという期待があったと思う。
それに対して、ホリエモンとか諮問会議のお偉方とかの、金持ちに負担をかけるな、金持ちが好き勝手やるのが一番経済のためになる、庶民のことは庶民で勝手にしろ、嫌なら金持ちになってみろ、という態度は、国民に対する裏切りと映ったかもしれない。
そして、小さな政府路線が支持されたと自民党が勘違いしているうちに、「保守本流」は民主党に奪われ、自民党はお灸をすえられたと。