元々自分の外見には特に決定的な欠点も無かったし、コミニケーション能力も特に無いわけでも無いので
少し外見に気を使って、つるむ友達を変えれば特に問題も無くリア充になる事に成功できた。
リア充になろうと思った理由は当然女の子との関係を作るため。彼女だって作りたい。
という訳で色々とリア充の遊びをして沢山の女の子と仲良くなっていった。
これを期にリア充をやっていて何が楽しいのか冷静に考えるようになった。
リア充の男友達ってのは女の友人関係みたいな物でほとんどあって無いようなもの。
利害が一致した時だけ行動を共にして、群れを作ったりする。
リア充になってから俺は本当の意味で友達とよべる人間を作ることが出来なかった。
最初のうちは楽しかった女の子との絡みや遊びも時を経るとただイライラするだけになっていく。
そもそも自分とは思考が違いすぎる人種。向こうに合わせているだけでストレスは溜まるし、
それに見合う報酬も舌が肥えてきて感じなくなっていた。
今の俺は凄く孤独を感じる。学校で非リアに睨まれながら女の子と会話をしていても、少しの優越感も感じなくなった。
常に誰か周りにいる。でも楽しくもなんとも無い。かえって孤独だってのを実感するだけになる。
昨日文化祭に中学のからの親友が遊びに来た。そいつといる時は本当に楽しかった。
屋上から校庭でナンパしているリア充に「死ね」って嫉妬したり、
前から歩いてきた美少女にも声を掛けることなく、「今の娘やばくね?」と二人でその娘についての妄想をしてみたり、
でも結局俺にはそれが一番楽しかった。
人には向き不向きがあるんだと思う。俺にはリア充は向いていなかった。
これからは徐々に方向を変えていこうと思う。
リア充になって学んだ事もある。女の子の持ち上げ方、スイーツのうざいノリ、美女の悩み、池面の悩み、…
確かに出会いの数はリア充じゃないと圧倒的に減るだろう。でも世の中には沢山の出会い方が存在する。
別に学校に出会いを求める必要は無いんだと思う。俺の発想がそもそもガキだったんだろう。
もし俺が進学後初めて女の子に声を掛けた時に戻ることができるのならば、
その事を非リア共に自慢して満足していよう。
>数ヶ月前に自分が狙っていた女の子に振られた。 リア充違う 女の子と会話して優越感って何? 振られたってことは彼女欲しかったんだろ 全然充実できてねえ 彼女居て、男女問わ...