お仕事で久しぶりにそんな人に出会ったので、読んでもらいたい内容を書き起こしてみたよ。
専門性がそこそこ低くて、ルーチンワークの多い事務系のお仕事に放り込まれた経験の浅い人を対象。
今のあなたと相手のことを知ってみると、
所属組織と関係を築く手がかりになると思うんだ。
あなたは日々何を正しいと思い、何が好きだと思い、何のために生きていますか。
あなたは行動することで、金銭、名誉、承認、技術、経験、楽しさ等々どんな対価が欲しいですか。
事務作業なら得意、身体を使うのが得意、話を聞くのが得意、細かい作業が好きだったくらいの
大雑把な雰囲気の把握でかまいません。
目的が不明確な場合は、さっさと逃げ出しましょう。死にます。
あなたの所属する組織には、目的を達成するための行動基準があります。
基準が無かったり、外道な場合は、さっさと逃げ出しましょう。捕まります。
あなたの所属する組織には、目的を達成するための具体的な作業があります。
作業が無い場合は、魔法使いの集団です。絶対その組織から離れてはいけません、羨ましい。
以上を洗い出してください。
自分の行動基準、能力範囲と所属組織が持っている作業を比較して気に入ったものを選びましょう。
これは、今の自分のレベルとかけ離れていても問題ありませんが、
自分の特性とかけ離れた作業を選択するのは極力避けましょう。
なお、その組織の作業にあなたの行動基準と一致するものが無い場合は、あなたは糞の役にも立ちません。
お互い精神衛生上よろしくないので、別の組織へ移動することをお勧めします。
行動の動機と方向性が明確になったので、実際の作業を行います。
しかし、最初からあなたの希望する作業ができることは稀でしょう。
そんなときに、あなたが行えるであろう一例を紹介します。
(組織への加入時、最初に与えられる作業は大体これでしょう。)
これを率先して自分で引き取りましょう。
ルーチンワークは定型化され誰でもできるようになっています多分。
しかし、この手の作業は、簡単だけど手間がかかり面倒なことが多く、
率先して引き受けることで、あなたは組織の中での役割を得ます。
少なくともマイナスの要因とは見られることはなくなるので、
針のムシロみたいな気持ちは味わうことは無くなるのではないでしょうか。
でも、簡単な作業とはいえ、ここでミスをすると終わりなので慎重に責任を持って。
ミスを減らすための策を張り巡らしましょう。(「メモを片手に」や「ホウレンソウ」ってやつですね)
なお、ルーチンワークが自動化されてたりして存在しない場合は、
手間がかかって面倒だけど簡単な作業を引き受けましょう。
それもなければ、人気のない作業を引き受けましょう。
声に出さなければあなたの希望に誰も気づいてくれません。
ルーチンワークを真っ当にこなしていれば、組織からの信頼パラメータがそこそこ高まっているはずです。
信頼が高まれば希望に近い作業が割り当てられる可能性が高くなっていきます。
でも、この段階ではどうにもならないことが多いので期待は禁物。
実務をこなしていると、現状にそぐわない手順や無駄が見えてきます。
これらを見つけたら先任者と相談の上、自分の受け持つ作業手順を直してみましょう。
商品の配置が現状にそぐわなくて面倒くさいとか、
PC上で何回も同じ操作をしなきゃならんので面倒くさいとか、
色々ありますが、楽をしたいと思うことが何より重要です。
あなたの貴重な時間を糞くだらないルーチンワークで消費するぐらいなら、昼寝をしていたほうがましです。
できた時間は、好きなことをして過ごしましょう。
あなたの経験と考え方を生かして作業を楽な方法に組み替えてみてください。
注意点がひとつ、先任者に相談したとき、嫌な顔をされたら自分の提案を見直しましょう。
あなたの提案に正当性が認められる場合は、別の要素が絡んでいる可能性があるので、
触らぬ神に祟りなし。
玉砕覚悟も時には必要です。
そして所詮ルーチンワークなので、徐々にあなたのやる気は減衰していくことでしょう。
そこで耐えられなくなったら、自分で作業を作ってしまいましょう。
作業手順の改善等で成果が上がっていれば、組織にもあなたの提案を聴くだけの下地ができているはずです。
(本当に聴くだけだったりするけど…)
組織の方向性とずれていない提案であり、組織の抱える新しい作業と認識されれば、あなたのための作業が出来上がります。
その後は知ったこっちゃございません。好き勝手に、よろしくやってくれれば良いと思います。
組織の目標に貢献することであなたの評価は上昇し、その分、対価を得やすくなります。
組織に貢献することが、イコール自分の欲する対価でない場合も多々ありますが、