この前テレビで「消えた年金」問題が特集されてたのをぼんやり見てた。
ある女性が年金を70万円くらい一括で納入したけど役所の記録には残ってなかったらしい。
70万円とかの大金を一括で納入するのは規則ではできないことになってるが、
その女性の証言によると、役所は確かにお金を受け取ったそうだ。
でも、その女性は領収証を保管してなかったので証拠も無く、
払ったはずの年金が「消えちゃって」泣き寝入りするしかないということだそうだ。
そのときはふーん、大変だなぁぐらいにしか思ってなかったんだけど、
よくよく思い出したら、オレもそんな経験あったわw
あれはまだオレが大学生のころだった。
20歳になって年金とか払わないといけなくなってたんだけど、オレは無視してたんだよね。
それで半年ぐらい払わずに過ごしてたら、学生の場合は払わなくてすむ制度があることを知った。
本当は「払わないですむ」じゃなくて「払うの延期します」っていう制度だったんだけどね。
それでその手続きをしたわけ。そのときはそれで一件落着。
それから2年後くらいかな。よく覚えて無いんだけど、その20歳になってから半年間の
払ってない期間について、納入期限が迫ってますよっていうお知らせが来たわけ。
オレは払う気なかったんだけど、親が出しとくから払っときなさいって言ってくれて
それでお金渡されたから払いにいったんだよね。
オレは役所に行って確かに6ヶ月分払ったんだわ。
実はさ、通知が来てから結構たってから行ったから、もしかしたら納入期限過ぎてるかな~
とか思いながら行ったんだよね。
でもさ、役所の人は6ヶ月分ですね~とか言いながら受け取ってくれたんだよね。
よかった~。セーフかぁとか思ったのをよく覚えてる。
そんでそんなことも忘れたある日のこと、役所から一通の通知が来た。
それは毎年来る年金の通知だった。
それを見るとさ、一番最初のとこに「×」がついてるわけ。
他のところは「○」とか「サ」とか書いてるのに、ひとつだけ「×」。
このマークはなんだろうと思って調べたら、「納入期限切れ」だってさ。
そこで素直なオレは思ったわけ。
やっぱあのとき、最初の月だけは期限切れになってたんだ~って。
でまあ、そのことは早く行かなかったオレが悪いよな~ってことで終わったわけ。
オレはバカだから仕方ないよな~って。
でさぁ、いまさら気づいたんだけどさ。
オレの年金消えてねぇ?
オレ確かに6ヶ月分払ったよねぇ?
で、1ヶ月分未納入になってると。
そんで、オレ、金返してもらってないんだけど?
その金どこに消えたわけ?
オレの年金消えてるわ!確かに!
いまさら気づいた!
領収証とか保管してねぇし!
ほんとオレバカだわ!
しかし、役所のほうも納入できないことがわかった時点でオレに連絡のひとつでも
よこしてくれてもいいんじゃね?
そのときならまだ領収証持ってたかもしれないし。
自分で言いに行かなきゃ払い戻ししてくれないの?
期限の確認を怠ったのはそっちのミスじゃないの?
ああ、なんかそんなことを考えてたら腹が立ってきた!
オレの消えた1ヶ月分の年金、結局役所の誰かが着服したってことだよね?
その金でキャバクラかどっかにいってねーちゃんはべらしてぐでんぐでんに酔っ払って
「ねーちゃんえーけつしてんのう、げへへ」とか言って笑ってたってことだよね?
オレ(の親)が汗水たらして働いて稼いだ金だっつーのに!くそったれめ!
いますぐにオレ(の親)の前に出てきて土下座してあやまりやがれ!