僕がこのようなことを考えるようになったのは僕自身が魅力的な言葉を発することができないというコンプレックスを持っていることがきっかけだった。
そんなコンプレックスをもっている僕がたどり着いた答えは、
『魅力的な言葉を発せられるかどうかは、自分の心が感じていることを感じられるかによる』
というものだった。
どのよなプロセスを経てこのような考えにいたったのかを説明しようと思う。
まず、僕は会話が苦手なのがコンプレックスなので、どうやったらうまく会話ができるようになるのだろうかと悩んでいた。
そんなある日、大学の先生が会話のコツのようなものを話していた。
「会話ってのは難しくない。自分の思ったことを話すだけで良いんだよ。」
そうか、そうだったのかそういわれると確かにそうだし、何となくそれなら出来るような気がする。
そう感じた。
でも、うまく会話できなかった。
そこで、何でだろうと考えた。
答えはすぐに見つかった。
僕はなにも思っていなかった。
だから会話ができないのだ。
思っても無いことを言ってるから相手にも自分にも伝わらないんだ。
だから会話が楽しくないんだな。
悲しい理解だった。
そういったプロセスを経ることで最初に記した
『魅力的な言葉を発せられるかどうかは、自分の心が感じていることを感じられるかによる』
という結論に至った。
僕はこれからどうしたら良いんだろうと思った。
やがて、一つの解決策を見つけた。
多分、僕は感受性が鈍いんだ。
そして、感受性を鋭くするには映画を見れば良いらしいと言うことを知った。
だから、とりあえず映画でも見てみようかと思う。