選挙を突き動かしているのが幼稚な感情でしかないこと、何よりそれが大問題だと思うのだけど。
そしてそれと同じくらい、そういう曖昧なものに国政が振り回される仕組みをまず改めないといけない。
『テレビだって散々問題だって言ってたじゃん!』
というのが今回の無党派層の挙動の結果、というのはいくつかの報告に上がっていますが……。
みんな今起こっている政治の混乱も覚悟の上で投票したんですよね?
自民党がネガティブキャンペーンしか出来なかったのは、まあ地盤が脆弱なおっさんしか居なかった
せいもあるんですが、負けを前提として有権者に覚悟を問うことしか出来なかったからですよ。
選挙は民意だからそれに従うのが当然、というけど、多分間違ってる。
そもそも『民意』なんてものは自然と一つにまとまるはずがない。選挙結果が民意を一つに見せてるのは、
単純に『多数決』という数の暴力で対抗意見を持つ存在をふるい落としているだけにすぎない。
本来ならば、ほどよい混沌さの中で、様々な意見を『討論』で戦わせながらブラッシュアップしていくべきなのだ。
でも、なんだか日本にはそういうことをする余裕もなくなってしまった。
『スピード感』が大事、とかなんとか言ってな。
そんなの議論が下手なだけじゃないか。リーダーの意志決定方法が下手なだけじゃないか。
討論や意思統一を前提とした話し合いに、リーダー以外の人間が慣れてないだけじゃないか。
本当に平等だからこそ、衝突しないといけない局面はどんどん増えてくるのに、
民主党も自民党もさ民主主義なんでしょ? かわんないじゃん ちっちゃいことでギャーギャー騒ぎすぎだよ。肝が小さいんじゃね? anond:20090903103416