中学2年のとき。
私は学年トップクラスの成績だったのですが、見た目はあまり賢そうに見えなかったらしいです。
それでなのか、担任の英語教師が、単語テストのときに私の席にやってきて、突然答案用紙をめくりました。
その瞬間はいったい何をされたのかわからなくてポカーンとしてしまいましたが、あとからあれはカンニングを疑って確かめようとしたのだと思い当たりました。
母がその教師に抗議をしたらしく、母への謝罪はあったようですが、私本人への謝罪は一切ありませんでした。
それ以来、私はその教師の授業を受けることを拒絶しました。
教室には居るし、教科書も机の上に出す。しかし耳をふさぎ、窓の外を見たり考え事をしたりして授業は完全無視。
塾に通っていたので勉強はそこでしました。
そして定期テストでは満点を取り続けました。
おまえの授業など意味がないのだと教師に見せつけるように。
おとなしい優等生の私にできる、精一杯の反撃でした。