2009-08-27

自公は、新型インフルをネタに民主党にネガティブキャンペーンを行うしかない

今回の選挙って、判りやすく言えば「自民党と霞ヶ関に対する不信任選挙」ということでしょうね。

ただ、この先、民主党が官僚を上手にハンドリングしないと、そっぽを向かれてしまって、

国としては「非常な損失」になってしまう。

新型インフルなどは、なんだかんだ言っても、厚生官僚の力を借りなければ、

パンデミック対応が難しいと思う。

国民の政治的関心事は

(1)抽象的な、精神的なこと

(2)経済的なこと

(3)人命にかかわること

の3つがあった場合、

(1)<(2)<(3)で関心は増していく。

正直、国民は靖国がどーとか、従軍慰安婦がどーとか、には関心は0.1%もない。

(これは(1)に該当)

今回、年金とか消費税とか経済対策が関心を集めているのは、(2)だから。

しかし、自民党はアホなことに、アジェンダを(1)の方に持っていこうとしている。

民主党も(2)は穴だらけだが、そこを突かずに、(1)を攻めても、空砲を撃っているだけの話。

よほど選挙参謀がアホとしか思えない。

というわけで、自民党を応援する義理はないが、アドバイスを一つするならば、

この3日間で逆転したいのなら、(2)を上回る関心事、

つまり(3)で一気に攻めるしかない。

つまり、

「厚生労働省に対してケンカ腰な民主党だと、

 新型インフルでロクな対応が出来ませんよ、

 それこそ、この冬で10万人も20万人も死にますよ」というネガティブキャンペーンを行う。

「厚生労働省とツーカーな自公連立なら、被害を最小限に食い留めますよ」とも。

冗談抜きで、民主政権と自公政権では、死者数が10万人単位で変動しそうだ。

勿論、民主政権の方が死者は多くなる。

但し、自公側が、

「この冬のパンデミックの期間は、あえて野党に回って、政権を攻撃してやる」という

姑息なことを考えているのなら話は別だが。

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