2009-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20090820033352

どんなのがダサいか例をあげてくんないとわからんけど、いわゆる街中を闊歩してる3次元人が着ている服をダサくない基準と考えると、まあ無理かなと。

漫画を描く理由が「少女の服をダサくないように描く」ことを主眼に置かれてるなら、それ描くでしょう。

で、漫画って何?って話になるんだけど、漫画ってのは絵とストーリーがあるわけで。漫画と漫画絵も違う。

オタの描くダサい服にも、垢抜けないものと垢抜けすぎてるものがある。

・垢抜けないものは主に書きやすさとスピード、センスの無さ、作画時間の短縮などのモロモロの結果

・垢抜けすぎているものは主にステージ衣装的意味合いと突き抜けすぎたセンス、拘りなどの結果

何れも比率は人による。


前者はストーリーをコマ描写で描く必要がある漫画という媒体で、コマ毎にイチイチんな手間かけてられっかという理由が最も多い。

センスが無いことを自覚してる人だって調べて描けば絵心ある人ならみんなそれなりに描けるよ、でもしないのはそれをするだけの時間をかける、興味の度合いと意味のなさの兼ね合い。

そんだけの手間をかける意味や拘りがある人は描く。ちなみに髪型も同じ理由。

単純な記号絵をダサいというのであれば、そうでない絵を描くだけの時間をかける意味を見出さなければならない。

センスが無いことを自覚して、それに自分が不満を持っていても、原稿は上げなければならないわけだし。

そもそもそんな瑣末な部分より描きたい話が優先される「漫画」を書いてる人々。


後者は大抵画集出してるようなタイプで、一枚絵を描くからそれそのものに意味を出さないといけない。だからどうしても情報量が多くなっていく。

なのでステージ衣装的な、いやいやそれで街は歩けないwww的なものになる。

また、そういった興味もあるので一般的ではなくなりすぎていく傾向にある。そういう人は一般的なふつーで無難な服ばっか描いたって面白くないから。

で、大抵この辺の人は漫画はあまり描かない。

さらに、飾り立てることを目的とするので価値観が一般から乖離していき、それをダサいと思う人もいれば、イケてると思う人もいる。

とにかく自分が(クライアントが)イイと思う絵を描きたい、一枚の絵を追求したい「漫画絵」を描いてる人々。


つまり、漫画にかかわるものはどっちをとっても一般的にはなりえないということだよ。

一般的な価値観では技術的にも意味的にも漫画という世界が成り立たないわけ。

一般人が見て普遍的と思えるような描写をするには手間がかかりすぎるし、

一般人が見て普遍的と思えるような描写では意味が無くなってしまう。

手作業で少人数でやってんだからまあ当然だわ。どこに資源を投入するかの違い。

というか、そもそも映画を一人で実現できるように発展していった娯楽メディアなんだしな。

目立って、興味をひいてなんぼの世界。

それを現実の価値観で評価するのは、世界が違う。ただそんだけ。

まー、間とったものがあったとして、果たしてそれ面白いのか?と思う。

キャラだってふつーのカッコしてて、目立てるのか?と思う。

それでもふつーの世界をふつーに描写する漫画もあっていいとは思うし、あるんじゃないかと思う。

そしてその世界を描写するのに服装が必要ならそうするでしょう。

記事への反応 -
  • 腐女子は最近マシになってきたけど、 キモオタのセンスってのは昔からずっとすげーダサい。 あいつらの描く少女の服とかすげえダサいもんw笑えるよ。 流石に漫画家は調べて描いて...

    • どんなのがダサいか例をあげてくんないとわからんけど、いわゆる街中を闊歩してる3次元人が着ている服をダサくない基準と考えると、まあ無理かなと。 漫画を描く理由が「少女の...

    • 三次がださいのは分かるけど、二次に関しては違う。 漫画だからでしょ?単なる記号だもの。わかりやすい方がいい。 漫画におしゃれさ求めるものなのかな(おしゃれさをウリにしてる...

      • 横からでさらにヲタ絵もよく知らないから、一般論として語るよ。 二次で記号としてキャラクターの服装を描くとしてもそこに作者のセンスって反映されるんじゃないの? センスのある...

    • 萌え絵に関しては、みつみ時代からセンス止まってる。 絵柄も服もそこで進化が止まって、新しい才能が入ってこない状況なんだと思う。 もともと萌え絵描きなんてデッサンも服も勉強...

    • 最近増田に棲んでるキモオタ見下し厨が、自身もキモオタ文化から腐女子文化まで精通している(つもり)の同類であることがよくわかる文章。 馬脚あらわしすぎ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん