2009-08-17

From 135 to 241

まずはコミケットへようこそ。コミケットに新たな仲間が増えたことを心から歓迎する。

今回の君たちの所業をやり玉に挙げて君たちの参加を厭う声があるけれど、次もぜひ「参加」してくれるとうれしい。

僕が初めてコミケットに参加したのは晴海から有明に移ったころで、僕はその時中学生だった。

青春18きっぷを買うお金も出せなくて、無銭乗車で上京して東京駅から晴海行きのバスに乗った。

お目当てはコミッククールの絵を買いてい絵描きさんの同人誌

そのサークルしか意識になかったし、ほかの人がどんな創作活動をしてるかなんて思いもよらなかった。

準備会から禁止されていることもたくさんやった、徹夜に会場内ダッシュ、サークルチケットで入場しての買出し。

結局、やらなかったのはダミーサークルの申し込みぐらい。

それでもコミケットは楽しかった。行くたびに超大手だけじゃなくて島中に足を延ばすことも増えたし、友達も増えた。

地元同人誌即売会にも行ってみるようになったし、スタッフとしてイベントを運営することもやってみた。

今は本を売ること、情報を発信することが楽しくなったから机の中で参加している。

かれこれ30回、15年参加して気づいたことは、コミケには毎回新しい楽しみがあって成長がある。

だから、君たちもまたコミケットに来てほしい。無知故のやんちゃは若者の特権で、自分も身に覚えがないわけじゃないからとやかくは言わない。

君たちの不作法は僕たちの不作法でもあって、先輩たちがしてくれた様に、僕たちには先輩として君たちを教育する使命がある。

僕たちの教育方法は間違っても教育的とは言えないけれど、それも含めて後世に伝えていくべきことだと思う。

だから、次のコミケットにもぜひ来てほしい。「お客さん」じゃなくて「参加者」として、10年後20年後の担い手として帰ってきてほしい。

もうすぐ30になるおっさんから、今回初めて来た若者たちへ。

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